专利摘要:
基板のべベル端部(面取りされた端部)近傍の不要な被膜を除去して、プロセス歩留まりを改善する装置及び方法をさまざまな実施形態として提供する。実施形態に従う装置及び方法は、中央ガス供給部及び端部ガス供給部を備えることにより、端部除外領域を基板端面方向に狭めるための最適なべベル端部エッチングプロセスを選択することが可能になる。さらに実施形態に従う装置及び方法は、調整ガスを用いてべベル端部におけるエッチングプロファイルを変化させるものであり、中央ガス供給部と端部ガス供給部との組み合わせによりチャンバ内にプロセスガスと調整ガスを導入する。調整ガスの使用とガス供給部の配置は、いずれも、べベル端部におけるエッチング特性に影響を与える。また、ガスの総流量、ガス供給プレートと基板表面との間隔距離、圧力及びプロセスガスの種類も、べベル端部のエッチングプロファイルに影響を与える。F
公开号:JP2011511437A
申请号:JP2010544321
申请日:2009-01-16
公开日:2011-04-07
发明作者:キム・ユンサン;ファン・トニー;ベイリー・アンドリュー・ディー.;リゴウタット・オリビエ
申请人:ラム リサーチ コーポレーションLam Research Corporation;
IPC主号:H01L21-3065
专利说明:

[0001] 本発明は、一般的に基板製造技術に関するものであり、より詳しくは、基板のべベル端部(面取りされた端部)から蒸着膜及び/又はエッチング副生成物を除去する装置及び方法に関する。]
背景技術

[0002] 半導体基板(又はウェハー)やフラットパネル・ディスプレイ製造等に用いられるガラスパネル等の基板の処理には、プラズマが用いられることが多い。基板処理の際には、基板(又はウェハー)を複数のダイスすなわち矩形領域に分割する。複数のダイスの各々が、集積回路を形成する。基板を一連の工程で処理することにより、所定の材料を選択的に除去(又はエッチング)し、蒸着させる。]
[0003] 通常、エッチング処理の前に、基板は、(フォトレジストマスク等の)硬化エマルションの薄膜で被覆される。硬化エマルション被膜の所定領域を選択的に除去することにより、対応する下層部分の領域を露出させる。プラズマ処理チャンバ内で、基板保持体上に基板を載置する。適当な組み合わせのプラズマガスをチャンバ内に導入することにより、プラズマを発生させて、基板の露出領域をエッチングする。]
[0004] エッチングプロセスの際に、基板端部(又はべベル端部)近傍の上面又は底面上に、炭素(C)、酸素(O)、窒素(N)、フッ素(F)等から形成されるポリマー等のエッチング副生成物が形成される場合がある。エッチングプラズマの密度は、通常、基板の端部近傍で低いため、基板のべベル端部の上面および底面上に副生成物ポリマーが堆積する結果となる。]
[0005] 基板の端部近傍では、たとえば、基板端面から約2mmから約15mmの範囲では、通常ダイスが存在しない。複数の異なる蒸着及びエッチングプロセスを行なうことにより、べベル端部の上面および底面上に所定の目的で蒸着される膜や副生成物ポリマーの層が堆積するため、後段の処理工程で、本来は強く接着性に富むべき結合が弱くなってしまう場合がある。基板移送の際に、べベル端部近傍に形成された所定目的の蒸着膜やポリマー層がはがれ、薄片になってはがれ落ちて、他の基板上にくっついてしまうことがあった。通常、基板は、カセットとも称されるクリーンなコンテナを用いて、セットでプラズマ処理システム間を移動する。上方に位置する基板がコンテナ内で位置を変える際に、べベル端部上に堆積した所定目的の蒸着膜や副生成物層の粒子(又は薄片)が、ダイスが存在する下方位置の基板上に落ちる場合がある。これにより、デバイス歩留まりに悪影響を与える可能性がある。]
[0006] SiNやSiO2等の誘電体膜及びAlやCu等の金属膜が、基板上に所定の目的で蒸着される膜の例として挙げられる。このような膜は、(上面と底面とを含む)べベル端部上にも蒸着され、エッチングプロセス時に除去されない。このような蒸着膜も、エッチング副生成物と同様に、べベル端部上に堆積し、後段の処理ステップの最中にはがれ落ちて、デバイス歩留まりに悪影響を与える可能性がある。]
[0007] 先進技術に伴い、基板表面上の利用可能な面積をウェハー(又は基板)の端部まで拡張することが望まれている。上述したように、基板の端部近傍では、たとえば、基板端面から約2mmから約15mmの範囲では、通常ダイスが存在しない。このような範囲を、「端部除外領域」とも称する。端部除外領域は、たとえば、基板端面から約2mmから約15mmの範囲の、基板端部の領域であり、利用できず、ダイスが存在しない領域である。先進技術においては、基板端面から約2mm未満の領域まで利用可能な領域を拡張して、基板上の利用可能な面積を増大させることが求められている。言い換えれば、端部除外領域を2mm未満に狭めることが求められている。]
[0008] 上述の課題に鑑みて、基板のべベル端部上の不要な被膜を除去し、端部除外領域を基板端面から2mm未満の領域に狭める装置及び方法が必要とされている。このような装置及び方法により、利用可能な面積を拡大して、基板のプロセス歩留まりを改善することができる。]
[0009] 基板のべベル端部(面取りされた端部)近傍の不要な被膜を除去して、プロセス歩留まりを改善する装置及び方法をさまざまな実施形態として提供する。実施形態に従う装置及び方法は、中央ガス供給部及び端部ガス供給部を備えることにより、端部除外領域を基板端面方向に狭めるための最適なべベル端部エッチングプロセスを選択することが可能になる。さらに実施形態に従う装置及び方法は、調整ガスを用いてべベル端部におけるエッチングプロファイルを変化させるものであり、中央ガス供給部と端部ガス供給部との組み合わせによりチャンバ内にプロセスガスと調整ガスを導入する。調整ガスの使用とガス供給部の配置は、いずれも、べベル端部におけるエッチング特性に影響を与える。また、ガスの総流量、ガス供給プレートと基板表面との間隔距離、圧力及びプロセスガスの種類も、べベル端部のエッチングプロファイルに影響を与える。]
[0010] 本発明は、プロセス工程、装置、又はシステム等、数多くの実施形態で実現可能であることは言うまでもない。本発明のいくつかの態様を以下に記述する。]
[0011] 本発明の一つの態様は、基板のべベル端部上の薄膜をエッチングするように構成されるプラズマエッチング処理チャンバを提供する。プラズマエッチング処理チャンバは、その内部で基板保持部を囲むように配置される下端部電極を備える。基板保持部は基板を収容するように構成され、下端部電極と基板保持部とは下部誘電体リングにより互いに電気的に絶縁される。プラズマエッチング処理チャンバは、また、基板保持部に対向するガス供給プレートを囲むように配置される上端部電極を備える。上端部電極とガス供給プレートとは上部誘電体リングにより互いに電気的に絶縁され、上端部電極と下端部電極とが基板のべベル端部上の薄膜を除去するためのエッチングプラズマをべベル端部近傍で生成するように構成される。処理プラズマを閉じ込める上端部電極と下端部電極との間の距離は、約1.5cm未満である。]
[0012] プラズマエッチング処理チャンバは、さらに、ガス供給プレートに埋め込まれた中央ガス供給部を備える。中央ガス供給部は、エッチングプロセスガス又は調整ガスのいずれかを中央ガス供給部を介してプラズマ処理チャンバに供給するように構成される。プラズマエッチング処理チャンバは、また、中央ガスマニフォールドに連結される中央ガス選択制御部を備える。中央ガスマニフォールドは複数のエッチングプロセスガス及び調整ガスに接続される。中央ガス選択制御部は、中央ガス供給部に連結されて、プラズマ処理チャンバに供給するべきガスとして、エッチングプロセスガス又は調整ガスを選択する。さらに、プラズマエッチング処理チャンバは、エッチングプロセスガス又は調整ガスのいずれかを基板のべベル端部に向けて供給するように構成される端部ガス供給部を備える。ここで、端部ガス供給部は、基板より上方に配置される。プラズマエッチング処理チャンバは、また、端部ガスマニフォールドに連結される端部ガス選択制御部を備える。端部ガスマニフォールドは複数のエッチングプロセスガス及び調整ガスに接続される。端部ガス選択制御部は、端部ガス供給部に連結されて、端部ガス供給部を介してプラズマ処理チャンバに供給するべきガスとして、エッチングプロセスガス又は調整ガスを選択する。]
[0013] 本発明の別の態様は、プラズマエッチングチャンバにおいて基板のべベル端部上の薄膜をエッチングする方法を提供する。本発明のエッチング方法は、プラズマエッチングチャンバ内で基板保持部に基板を載置する。次に、中央ガス供給部又は端部ガス供給部を介してエッチングプロセスガスを流す。ここで、中央ガス供給部と前記端部ガス供給部とは、いずれも基板保持部より上方に配置される。本発明のエッチング方法は、中央ガス供給部又は端部ガス供給部を介して調整ガスを流す。調整ガスを用いて、べベル端部におけるエッチングプラズマ特性を変化させる。]
[0014] 本発明のエッチング方法は、さらに、下端部電極又は上端部電極にRF電源により電力を供給する一方で、RF電源により電力を供給されなかった方の端部電極を接地することにより、べベル端部上の薄膜をエッチングするためのエッチングプラズマを、基板のべベル端部近傍で生成させる。下端部電極は基板保持部を囲むように配置され、上端部電極はガス供給プレートを囲むように配置される。処理プラズマを閉じ込める上端部電極と下端部電極との間の距離は、約1.5cm未満である。本発明のエッチング方法は、生成されたエッチングプラズマにより薄膜をエッチングする。]
[0015] 本発明の他の態様や利点は、添付の図面を参照して、本発明の原理を例示する以下の詳細な説明から明らかになるであろう。]
図面の簡単な説明

[0016] 本発明の理解を助けるために、以下、添付の図面を参照して本発明を詳述する。同一の参照番号は同一の構造要素を示す。]
[0017] 本発明の一実施例において、べベルエッチング近傍の薄膜を示す断面図。]
[0018] 本発明の一実施例において、べベル端部上の被膜を除去した状態の薄膜を示す断面図。]
[0019] 本発明の一実施例において、4種類の異なるべベル端部のエッチングプロファイルを示す図。]
[0020] 本発明の一実施例において、べベル端部エッチングプラズマを生成するように構成されたプラズマシステムを示す断面図。]
[0021] 本発明の一実施例において、中央供給部を示す断面図。]
[0022] 本発明の一実施例において、複数のガス源を備える中央供給部を示す断面図。]
[0023] 本発明の一実施例において、端部供給部を示す断面図。]
[0024] 本発明の一実施例において、複数のガス源を備える端部供給部を示す断面図。]
[0025] 本発明の一実施例において、図2に示すべベル端部を有する範囲Mを拡大して示す断面図。] 図2
[0026] 本発明の別の実施例において、べベル端部エッチングプラズマを生成するように構成されたプラズマシステムを示す断面図。]
[0027] 本発明の一実施例において、図2に示すプラズマシステムの上部チャンバアセンブリを示す上面図。] 図2
[0028] 本発明の一実施例において、中央ガス供給部周辺の範囲を拡大して示す拡大図。]
[0029] 本発明の一実施例において、端部ガス供給部周辺の範囲を拡大して示す拡大図。]
[0030] 本発明の別の実施例において、図2に示すプラズマシステムの上部チャンバアセンブリを示す上面図。] 図2
[0031] 本発明の一実施例において、4種類の異なるエッチングプロセスによるべベルのエッチングプロファイルを示す図。]
[0032] 本発明の別の実施例において、4種類の異なるエッチングプロセスによるべベルのエッチングプロファイルを示す図。]
[0033] 本発明の一実施例において、3種類の異なるエッチングプロセスによるべベルのエッチングプロファイルを示す図。]
[0034] 本発明の別の実施例において、4種類の異なるエッチングプロセスによるべベルのエッチングプロファイルを示す図。]
[0035] 本発明の一実施例において、べベル端部エッチングプラズマを生成させるプロセスを示す工程図。]
実施例

[0036] ウェハーのべベル端部上の不要な被膜を除去して、プロセス歩留まりを改善するための機構をいくつかの実施形態に基づいて説明する。当業者には自明のことであるが、以下に記載する具体的な詳細の一部又は全部を省略した状態でも本発明は実現可能である。]
[0037] 図1Aに、基板105の断面図を示す。本発明の一実施例において、基板105は、前面110と、後面120と、前面と後面との間の端面130とを有する基板本体100を備える。基板本体100は、膜やフィーチャー(特徴構造)が形成されていない状態のウェハーでもよいし、前段の処理工程により形成されたさまざまな膜やフィーチャーを備えるものでもよい。図1Aに示すように、基板前面110及び基板端面130は、薄膜層101で被覆されている。薄膜層101は、二酸化ケイ素(SiO2)や窒化ケイ素(SiN)等の誘電体層でも、タンタル(Ta)、窒化タンタル(TaN)、銅(Cu)又はアルミニウム(Al)等の金属層でもよい。あるいは、薄膜層101は、フォトレジスト層又はエッチング副生成物層でもよい。さらに、薄膜層101は、フォトレジスト及び/又はエッチング副生成物と誘電体層又は金属層との複合体でもよい。薄膜101の厚みは、数オングストロームから数ミクロンの範囲である。] 図1A
[0038] 薄膜層101は、基板105の基板端面130から距離Yまで形成されている。距離Yは、一実施例において、基板本体100の後面120の中心まで伸びている場合もあるし、また、別の実施例において、端面130から約2mmから約15mmの範囲の場合もある。べベル端部上の薄膜層101を除去して、薄膜の堆積、ひいては、後段の基板取扱時や後段の基板処理時における薄膜のはがれ落ちを防ぐ必要がある。前述したように、先端技術に伴い、基板端部まで利用可能な面積を拡張することが求められている。距離「X」は、薄膜層101の除去対象となる端面130からの距離を示す。先進技術においては、距離「X」は、約2mm未満であることが求められており、約1mm未満であることが望ましく、約0.5mm未満であることがより望ましい。距離Xを除く(基板中心に向かう方向の)表面積が、デバイス形成に利用可能な面積と見なされる。]
[0039] 図1Bに、べベル端部上の被膜が除去された、べベル端部エッチングプロセス後の状態を示す。前面上に形成された薄膜層101が、端面130から距離「X」まで除去されている。前述したように、図1Bに示す基板エッチング処理の際に除去されない薄膜層101を有する基板表面110の領域が利用可能な面積と考えられる。] 図1B
[0040] 図1Cに、べベル端部プラズマエッチングプロセスにおけるべベル端部近傍のエッチング速度(ER)を示す。曲線150、152、154及び156は、べベル端部近傍の3種類の異なるエッチング速度曲線を示す。曲線150は、基板端部近傍で広いべベルエッチングプロファイルを形成する従来のプロセスの結果を示す。エッチング速度は、端面から、たとえば、図1Aに示す端面130から、2mmを超える距離でもゼロにはならない。曲線152は、曲線150よりも狭いべベルエッチングプロファイルを形成するプロセスの結果を示す。基板表面上のエッチング速度は、端面から約2mmの距離に近づくまでゼロである。曲線154及び156では、曲線152よりもさらにべベルエッチングプロファイルが狭くなる。曲線154では、基板端面から約1mmの範囲までエッチング速度がゼロではなく、曲線156では、基板端面から約0.5mmの範囲までエッチング速度がゼロではない。端部除外領域を約2mm未満に、さらには約1mm未満や約0.5mm未満まで削減する必要があるプロセス技術では、曲線152、曲線154及び曲線156等のエッチング曲線を形成するプロセスが実行される。端部除外領域を基板端面から約2mm未満に削減する必要がある場合には、曲線150を形成するプロセスよりも、曲線152、154及び156を形成するプロセスが望ましい。] 図1A 図1C
[0041] 図2に、一実施例として、基板のべベル端部近傍のプラズマエッチングを行なうためのべベル端部プラズマ処理チャンバ200を示す。チャンバ200は、基板250を上面に載置した基板保持部240を備える。一実施例において、基板保持部240は、静電チャックであり、(図示しない)RF(高周波)電源により電力が供給される。別の実施例において、基板保持部240は一般的な電極であり、DC(直流)又はRFバイアスが印加されるものでもよい。基板保持部230に対向して、中央ガス供給部261を備えるガスプレート260が配置される。中央ガス供給部261の供給位置264は、基板中央近傍の上方である。中央ガス供給部261は、ガスプレート260内に埋め込まれ、基板250の中央近傍に配置される。一実施例において、図2Aに示すように、複数の中央ガス供給部、たとえば、ガス供給部261’、261’’及び261’’を備え、それぞれが、異なるガス源、たとえば、(ガスX用の)ガス源271’’、(ガスY用の)ガス源271’’及び(ガスZ用の)ガス源271’’に連結されている。別の実施例において、図2Bに示すように、複数の異なるガス源から一つの中央ガス供給部261にガスが供給される構成でもよい。処理チャンバは、さらに、基板250のべベル端部近傍に配置される端部ガス供給部263を備える。一実施例において、図2Cに示すように、複数の端部ガス供給部、たとえば、ガス供給部263’、263’’及び263’’を備え、それぞれが、異なるガス源、たとえば、(ガスM用の)ガス源273’’、(ガスN用の)ガス源273’’及び(ガスO用の)ガス源273’’に連結されている。別の実施例において、図2Dに示すように、複数の異なるガス源から所定の端部位置に配置される一つの端部ガス供給部263にガスが供給される構成でもよい。端部ガス供給部263の詳細に関しては、後述する。] 図2 図2A 図2B 図2C 図2D
[0042] 基板保持部にRF電源から電力を供給するようにしてもよいし、バイアスを印加するようにしてもよいし、基板保持部を接地するようにしてもよい。基板250をエッチングする際に、チャンバ200にRF電源から電力を供給し、容量結合エッチングプラズマ又は誘導結合エッチングプラズマを生成するようにしてもよい。図2の領域Fや図2Eの拡大図に示す領域Mのように、基板250は、基板端部の上面と底面とを含むべベル端部217を備える。図2Eでは、べベル端部217を太い実線及び曲線で強調して示す。] 図2 図2E
[0043] 図2Fに、別の実施例として、べベル端部エッチング処理チャンバ250を示す。処理チャンバ250は、プロセスガス用の中央供給部261Pと調整ガス用の中央供給部261Tとを備える。中央ガス供給部261P及び261Tは、両方とも、中央ガスマニフォールド276Cに連結される中央ガス選択部275Cに接続される。中央ガスマニフォールド276Cは、(図示しない)さまざまなプロセスガスや調整ガスを供給する複数のガスタンクに連結されている。あるいは、図2A及び図2Cを参照して上述したように、二つ以上のプロセスガス用中央ガス供給部261C及び二つ以上の調整ガス用中央ガス供給部261Tを備える構成でもよい。処理チャンバ250は、さらに、プロセスガス用の複数の端部供給部263Pと調整ガス用の複数の端部供給部263Tとを備える。端部供給部261P及び261Tは、すべて、端部ガスマニフォールド276Eに連結される端部ガス選択部275Eに接続される。中央ガスマニフォールド276Eは、(図示しない)さまざまなプロセスガスや調整ガスを供給する複数のガスタンクに連結されている。中央ガス選択部275Cは、チャンバプロセス制御部277から命令を受け取り、中央ガス供給部261P及び261Tにガスを流すか否か、また、どのガスを流すかを選択する。同様に、端部ガス選択部275Eは、チャンバプロセス制御部277から命令を受け取り、端部ガス供給部263P及び263Tにガスを流すか否か、また、どのガスを流すかを選択する。チャンバプロセス制御部277は、処理チャンバ250の他の部分とも接続され、基板保持部240の温度、圧力及び動き等、他のプロセスパラメータを制御する。一実施例において、チャンバプロセス制御部277は、さらに、キーボード280及びモニター279に連結されるプロセッサ278に接続される。処理システム250の操作者は、キーボード20を操作して命令を入力し、モニター279に命令及びプロセス条件を表示することも可能である。] 図2A 図2C 図2F
[0044] 図2Gに、図2に示すチャンバ上部アセンブリ280の一実施例の上面図を示す。上部アセンブリ280は、チャンバ上壁部285(図2Gには表示しない)と、ガス供給プレート260と、上部誘電体リング211と、上端部電極と、上部絶縁リング215と、を備える。ガス供給プレート260、上部誘電体リング211、上端部電極及び上部絶縁リング215は、チャンバ上壁部285に接続されている。ガス供給プレート260内に中央ガス供給部281が埋め込まれている。図2Gに示す実施例では、上部誘電体リング211と上端部電極210との間の8か所の位置に、端部ガス供給部263が配設される。この8か所の位置は、上部誘電体リング211の周囲に等間隔で配置される。この8か所の位置は単なる例示に過ぎず、4か所から56か所まで等、他の数の位置を用いることもできる。] 図2 図2G
[0045] 図2Hに、図2Gに示す中央ガス供給部261周囲の領域281の一実施例の拡大図を示す。図2Hに示す実施例では、複数の中央ガス供給部が設けられている。必要に応じて任意の妥当な数の中央ガス供給部を備えるようにすればよい。図2Iに、図2Gに示す端部ガス供給部263周囲の領域283の一実施例の拡大図を示す。図2Iに示す実施例では、端部の各位置に、複数の端部ガス供給部が設けられている。必要に応じて任意の妥当な数の端部ガス供給部を端部の各位置に備えるようにすればよい。] 図2G 図2H 図2I
[0046] 図2Jに、図2に示す端部ガス供給部263の別の実施例を示す。この実施例では、端部ガス供給部263’は、上部誘電体リング211と上端部電極210との間に配置されるガスリングとして配設されている。プロセスガス及び/又は調整ガスを、ガスリング263’を介して、処理チャンバに均一に供給することができる。] 図2 図2J
[0047] アルミニウム(Al)等の導電材料から形成される下端部電極220は、基板保持部240の端部を囲むように配置される。基板保持部240と下端部電極220との間に配置される下部誘電体リング221により、基板保持部240と下端部電極220とが電気的に分離される。一実施例において、基板250は、下端部電極220と接しておらず、下端部電極220の外側に配設される下部絶縁リング225が、基板250に面する下端部電極220の表面に伸長する。]
[0048] アルミニウム(Al)等の導電材料から形成される上端部電極210は、ガスプレート260を囲むように配置される。上部誘電体リング211により、上端部電極210がガスプレート260から電気的に絶縁される。前述したように、端部ガス供給部263は、プロセスガスを基板250のべベル端部217に供給する。一実施例において、端部ガス供給部263は、基板260のべベル端部217に面する供給位置262にプロセスガスを供給するように構成され、上端部電極210と上部誘電体リング211との間に配置される。上端部電極210の外側に配設される上部絶縁リング215が、基板250に面する上端部電極210の表面に伸長する。]
[0049] 一実施例において、下端部電極220をRF電源223に接続する一方で、上端部電極210を接地する。基板べベル端部処理プロセスの際に、RF電源223は、約2MHzから約60MHzの範囲の周波数及び約100ワットから約2000ワットの出力のRF電力を供給して、処理プラズマを生成させる。べベル端部処理の間、基板保持部240及びガス供給プレート260は、電気的に分離された状態に維持される。別の実施例において、下端部電極240をRF電源224に接続する。基板べベル端部処理プロセスの際に、RF電源224は、約2MHzから約60MHzの範囲の周波数及び約100ワットから約2000ワットの出力のRF電力を供給して、処理プラズマを生成させる。べベル端部処理の間、ガス供給プレート3=260は、電気的に分離された状態に維持され、下端部電極220と上端部電極210はいずれも接地される。]
[0050] 上述したハードウェア構成の二つの実施例は、いずれも例示に過ぎず、他の構成のべベル端部リアクタも同様に利用可能である。他の構成のべベル端部リアクタの詳細に関しては、「可変出力を備えたエッジ電極(Edge Electrodes with Variable Power)」の名称で2007年6月5日に出願された米国特許出願第11/758,576号(代理人整理番号LAM2P589)、「誘電体カバーを伴うエッジ電極(Edge Electrodes with Dielectric Covers)」の名称で2007年6月5日に出願された米国特許出願第11/758,584号(代理人整理番号LAM2P592)、「ウェハーのべベル端部及び後面上の被膜を除去する装置及び方法(Apparatus and Methodsto Remove Films on Bevel Edge and Backside of Wafer)」の名称で2006年5月24日に出願された米国特許出願第11/440,561号(代理人整理番号LAM2P560)、「複数の容量および誘導プラズマ源を備えたプラズマ処理リアクタ(Plasma Processing Reactor with Multiple Capacitive and Inductive Power Sources)」の名称で2006年2月15日に出願された米国特許出願第11/355,458号(代理人整理番号LAM2P537)及び「プラズマエッチングチャンバのための統合型の容量および誘導電源(Integrated Capacitive and Inductive Power Sources for a Plasma Etching Chamber)」の名称で2006年2月27日に出願された米国特許出願第11/363,703号(代理人整理番号LAM2P538)に記述されている。上述した各関連出願の開示内容は、参照することにより本明細書に組み込まれる。]
[0051] 一実施例において、上端部電極210と下端部電極220との間の間隔DEEは、1.5cm未満であり、プラズマを確実に閉じ込めることができる。間隔DEEを1.5cm未満にすることにより、基板端部近傍の開口部の幅(DW)と間隔(DEE)との比が4:1未満になり、プラズマの確実な閉じ込めが可能になる。Dwは、基板端部近傍の開口部の幅を示す。一実施例において、Dwは、下部絶縁リング225の幅又は上部絶縁リング215の幅である。べベル端部エッチングプロセスの間、チャンバの圧力を約20ミリトールから約100トールの範囲に、より望ましくは約100ミリトールから約2トールの範囲に保持する。ガス供給プレート260と基板250との間隔Dsは、0.6mm未満であり、べベル端部エッチングプロセスの間、上端部電極260と基板250との間でプラズマは形成されない。]
[0052] 図2に示す実施例のプラズマ処理チャンバ200は例示に過ぎない。他のプラズマ処理チャンバを用いて、べベル端部エッチングを行なうようにしてもよい。別の実施例において、RF電源を上端部電極210に接続する一方で、下端部電極220を接地することにより、容量結合エッチングプラズマを生成させるようにしてもよい。あるいは、上端部電極210又は下端部電極220のいずれかを誘電体材料に埋め込んだ誘導コイルに置き換えるようにしてもよい。この場合には、誘導コイルをRF電源に接続する一方で、反対側の端部電極を接地する。RF電源は、電力を供給して、誘導結合エッチングプラズマを生成させて、べベル端部217を処理する。べベル端部プラズマエッチングチャンバの詳細に関しては、「ウェハーのべベル端部及び後面上の被膜を除去する装置及び方法(Apparatus and Methodsto Remove Films on Bevel Edge and Backside of Wafer)」の名称で2006年5月24日に出願された米国特許出願第11/3440,561号(代理人整理番号LAM2P560)に記述されている。上述した関連出願の開示内容は、参照することにより本明細書に組み込まれる。] 図2
[0053] ガス供給部の位置、ガスの総流量、調整ガスの種類、調整ガスの流量、ガスプレート260と基板250との間の間隔距離がべベル端部におけるエッチング速度のプロファイルに及ぼす影響を検討するために、さまざまな実験が行なわれてきた。このような実験では、誘電体膜をエッチングする代表的な参照プロセスが用いられる。プロセスガス(エッチングガス)としては、NF3やCO2等が用いられる。オルトケイ酸テトラエチル(TEOS)から析出される酸化ケイ素(SiO2)膜が、エッチング対象の膜である。反応ガスではない調整ガスとして、窒素(N2)、アルゴン(Ar)やヘリウム(He)を用いることができる。ただし、調整ガスは上述したものに限られるわけではなく、他の不活性ガスなど、他の種類の非反応ガスを調整ガスとして用いるようにしてもよい。]
[0054] 代表的な参照プロセスでは、図2に示す中央ガス供給部261と同様の中央ガス供給部からNF3を流量10sccmで、また、CO2を流量200sccmで供給する。圧力は約1500ミリトールで、ガス供給プレート260と基板250の表面との間隔距離は約0.4mmである。] 図2
[0055] 図3Aに、べベル端部近傍の基板表面上の異なる複数の位置における正規化エッチング速度のプロットを示す。正規化エッチング速度を、基板中心からの距離に対してプロットしている。基板中心から149.4mmの位置のエッチング速度に対して、各エッチング速度を正規化したものである。基板の直径は300mmで、半径は150mmである。図3Aに示す4つの曲線のうち、曲線301は、中央ガス供給部からNF3を流量10sccmで、CO2を流量200sccmで供給した参照プロセスの結果を示す。曲線302のデータは、CO2のガス流量を200sccmから500sccmに増大させた以外は曲線301のプロセスと同様のプロセスを用いて得られた結果を示す。曲線301と曲線302との比較からわかるように、CO2のガス流量を増大させることにより、エッチング速度の曲線をべベル端面方向に移動させることができる。CO2のガス流量が500sccmの場合には、基板端面から約2.5mmの位置まで、エッチング速度がゼロの領域が拡張される。これに対して、CO2のガス流量が200sccmの場合には、基板端面から約2.5mm離れた位置でもエッチング速度はゼロではない。] 図3A
[0056] 曲線303は、中央ガス供給部からNF3を流量10sccmで、CO2を流量200sccmで供給し、さらに、中央ガス供給部からN2を(非反応ガスである)調整ガスとして流量300sccmで供給したプロセスのエッチング結果を示す。また、曲線304は、中央ガス供給部からNF3を流量10sccmで、また、CO2を流量200sccmで供給し、さらに、中央ガス供給部からN2を(非反応ガスである)調整ガスとして流量500sccmで供給したプロセスのエッチング結果を示す。]
[0057] この結果からわかるように、中央ガス供給部から流量300sccmでN2を供給した場合でも、流量500sccmでN2を供給した場合でも、曲線301の参照プロセスの結果と比較して、基板端面の方向にべベル端部エッチング速度のプロファイルを移動させることができる。ただし、曲線301、302、303及び304のいずれのプロセスにおいても、基板端面から約2mmの距離(図3Aのプロットで148mmの位置に対応)でエッチング速度がゼロになるようなべベル端部エッチングプロファイルを与えることはできない。] 図3A
[0058] 図3Bに、基板表面上で4種類の異なるプロセスを実行した場合の正規化エッチング速度のプロットを示す。曲線305は、中央ガス供給部261からNF3を流量10sccmで、また、CO2を流量200sccmで供給した参照プロセスの結果を示す。曲線305は、図3Aに示す曲線301と同じものである。曲線306のデータは、NF3ガスとCO2ガスをいずれも端部ガス供給部263のような端部ガス供給部から供給した以外は曲線305のプロセスと同様のプロセスを用いて得られた結果を示す。曲線305と曲線306との比較からわかるように、プロセスガスであるNF3とCO2とを端部ガス供給部から供給することにより、エッチング速度の曲線をべベル端面方向に移動させることができる。端部ガス供給部から処理ガスを供給した場合には、基板端面から約2mmの位置まで、エッチング速度がゼロの領域が拡張される。これに対して、処理ガスを中央ガス供給部から供給した場合には、基板端面から3mm離れた位置でもエッチング速度はゼロではない。] 図3A 図3B
[0059] 曲線307は、プロセスガスを中央ガス供給部から供給し、さらに、中央ガス供給部からN2を(非反応ガスである)調整ガスとして流量500sccmで供給した以外は曲線305のプロセス(参照プロセス)と同様のプロセスを用いて得られた結果を示す。曲線308は、プロセスガスを端部ガス供給部から供給し、さらに、中央ガス供給部からN2を(非反応ガスである)調整ガスとして流量500sccmで供給した以外は曲線306のプロセスと同様のプロセスを用いて得られた結果を示す。中央ガス供給部から調整ガスN2を流量500sccmで供給することにより、エッチング速度がゼロの領域の境界を、(端部供給部からプロセスガスを供給した場合の)曲線306の2.0mmの位置から(端部供給部からプロセスガスを供給した場合の)曲線308の1.8mmの位置に移動させることができる。また、図3Bに示すように、中央ガス供給部から調整ガスN2を流量500sccmで供給することにより、エッチング速度がゼロの領域の境界を、(中央供給部からプロセスガスを供給した場合の)曲線305の3mm以上離れた位置から(中央供給部からプロセスガスを供給した場合の)曲線307の2.6mmの位置に移動させることができる。中央供給部からプロセスガスを供給した場合に比べて、端部供給部からプロセスガスを供給した場合の方が、望ましい結果が得られている。また、中央ガス供給部から調整ガスN2を流量500sccmで供給することにより、エッチング速度がゼロの領域の境界を基板端面の方向に移動させることができる。プロセスガスを基板端部から供給したプロセス(曲線306及び308)では、調整ガスN2を流量500sccmで供給した場合(曲線308)でも、調整ガスN2を供給しなかった場合(曲線306)でも、得られたべベル端部エッチングプロファイルにおけるエッチング速度がゼロの領域の境界は、基板端面から約2mmの位置又は2mm未満の位置になる。すなわち、べベル端部近傍にプロセスガスを供給することが、基板端面から2mmの位置にエッチング速度がゼロの領域の境界を移動させるための極めて重要なファクターとなる。] 図3B
[0060] 中央ガス供給部から供給される調整ガスであるN2の流量を300sccm、500sccm及び750sccmと変化させた実験結果から、調整ガスN2の流量を500sccmとした場合のべベル端部におけるエッチングプロファイルは、調整ガスN2の流量を300sccmとした場合及び750sccmとした場合と比べて、端面方向にエッチングプロファイルを移動させるという観点から、やや優れている、ということができる。ただし、調整ガスN2の流量を300sccmとした場合及び750sccmとしたプロセスの結果は、調整ガスN2の流量を500sccmとしたプロセスの結果と、さほどの差はない。]
[0061] 中央供給部から供給されるCO2の流量を変化させた(300sccm及び200sccm)実験結果からわかるように、CO2流量を増大させることにより、基板端面方向にエッチング速度のプロファイルを移動させることができる。]
[0062] さらに、参照プロセスの結果と中央ガス供給部から20sccmの流量でNF3を400sccmの流量でCO2を供給(総流量が2倍)したプロセスの結果との比較からわかるように、総流量を増大させることにより、基板端面の方向にエッチング速度のプロファイルを移動させることができる。総流量を2倍にしたプロセスでは、エッチング速度がゼロの領域の境界が基板端面から約2.2mmの位置にある。これに対して、参照プロセスでは、エッチング速度がゼロの領域の境界が基板端面から3mm以上離れた位置にある。]
[0063] 図3Cに、3種類のプロセスの結果を比較したものを示す。曲線309は、基板端部からNF3を流量10sccmで、また、CO2を流量200sccmで供給し、さらに、基板中央から調整ガスN2を流量750sccmで供給したプロセスの結果を示す。このプロセスでは、ガス供給プレートと基板との間隔距離を通常の0.4mmに設定している。曲線309の結果は、図3Bに示す曲線308の結果に非常に近い。上述したように、中央供給部から調整ガスN2を流量750sccmで供給した結果と流量500sccmで供給した結果は、非常に近い。曲線310は、ガス供給プレートと基板との間隔距離を0.35mmとした以外は曲線309のプロセスと同様のプロセスを用いて得られた結果を示す。曲線311は、ガス供給プレートと基板との間隔距離を0.45mmとした以外は曲線309のプロセスと同様のプロセスを用いて得られた結果を示す。これらの結果から、ガス供給プレートと基板との間隔距離を0.4mmとした場合に最もよい結果が得られることがわかる。] 図3B 図3C
[0064] 図3Dに、4種類のプロセスの結果を比較したものを示す。曲線312は、基板端部からNF3を流量10sccmで、また、CO2を流量200sccmで供給したプロセスの結果を示す。曲線313は、中央ガス供給部から調整ガスN2を流量500sccmで供給した以外は曲線309のプロセスと同様のプロセスを用いて得られた結果を示す。この結果から、上述したものと同様の結論が導き出される。すなわち、調整ガスN2を流量500sccmで供給することにより、(図3Bに示す曲線306と曲線308の比較と同様に)エッチング速度がゼロの領域の境界を端面方向に移動させることができる。曲線314は、別の調整ガスであるArを同じ流量500sccmで供給した以外は曲線313のプロセスと同様のプロセスを用いて得られた結果を示す。Arを調整ガスとして流量500sccmで供給した場合の結果は、N2を調整ガスとして流量500sccmで供給した場合の結果(曲線313)よりも悪く、さらには、何も調整ガスを供給しなかった場合の結果(曲線312)よりも悪い。曲線315は、(曲線312、313及び314と同様に)基板端部からNF3を流量10sccmで、また、CO2を流量200sccmで供給し、さらに、中央ガス供給部から供給される調整ガスを流量200sccmのN2と流量500sccmのヘリウム(He)との組み合わせとしたプロセスの結果を示す。これらの結果から、流量200sccmのN2と流量500sccmのヘリウム(He)との組み合わせを調整ガスとして用いた場合に最もよい結果が得られることがわかる。] 図3B 図3D
[0065] 上述の結果からわかるように、中央ガス供給部と端部ガス供給部とを備える構成により、最適なべベル端部エッチングプロセスを選択することが可能になる。さらに、調整ガスとしてN2、Ar若しくはHe又は複数の調整ガスの混合ガスを供給することにより、基板のべベル端部におけるエッチングプロファイルを変化させることができる。ガスの総流量及びガス供給プレートと基板表面との間隔距離も、エッチングプロファイルに影響を与えるファクターである。さらに、上述の結果及び説明で示したように、プロセスガスの種類も、エッチングプロファイルや調整ガスとの相互作用に影響を与える。上述したさまざまなファクターにより、プラズマ組成やべベル端部の特性が変化する。このような変化の結果、べベル端部エッチングプロファイルが変動する。]
[0066] 図4に、端部ガス供給部からプロセスガスを、また、中央ガス供給部から調整ガスを処理チャンバに供給して、べベル端部エッチングプラズマを生成させる代表的なプロセス工程400を示す。ステップ401で、べベル端部エッチングプラズマチャンバ内で基板保持部上に基板を載置する。ステップ402で、処理チャンバ内の端部ガス供給部又は中央ガス供給部のいずれかにプロセスガスを供給する。次のステップ403では、必要に応じて、処理チャンバ内の端部ガス供給部又は中央ガス供給部のいずれかに調整ガスを供給する。ステップ404で、上端部電極または下端部電極のいずれかに電力を供給することにより、基板のべベル端部近傍でエッチングプラズマを生成させる。上端部電極に電力を供給する場合には、下端部電極を接地する。逆に、下端部電極に電力を供給する場合には、上端部電極を接地する。ステップ405で、生成されたべベル端部エッチングプラズマを用いて、べベル端部上の薄膜を除去する。プラズマエッチングチャンバは、べベル端部エッチングプラズマを生成することによりべベル端部上の薄膜をエッチングして、端部除外領域を基板端面から約1mm未満に狭めるように、構成される。一実施例において、端部除外領域は、基板端面から約1mm未満である。別の実施例において、端部除外領域は、基板端面から約0.5mm未満である。] 図4
[0067] 以上、TEOS由来のSiO2のエッチングをプロセスの例として説明した。本発明の概念は、べベル端部における、他の誘電体膜、金属膜、半導体膜及び障壁膜等、いかなる種類の膜のエッチングにも利用可能である。調整ガス、ガス供給部の配置、間隔距離、ガスの総流量及び処理ガスの種類は、すべて、べベル端部におけるエッチングプロファイルに影響を与えるファクターとなる。]
[0068] 以上、理解を助ける目的で、本発明をいくつかの実施例を参照して詳述したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、さまざまに変形や変更が可能であることは言うまでもない。したがって、上記の実施例は、本発明を例示するためのものであり、何ら本発明を限定するものではない。本発明は、上述の実施例の詳細に限定されるものではなく、本発明の範囲及びその等価の範囲内で変更が可能である。]
权利要求:

請求項1
基板のべベル端部上の薄膜をエッチングするように構成されるプラズマエッチング処理チャンバであって、前記プラズマ処理チャンバ内で基板保持部を囲むように配置される下端部電極であって、前記基板保持部は前記基板を収容するように構成され、前記下端部電極と前記基板保持部とが下部誘電体リングにより互いに電気的に絶縁されるように構成される下端部電極と、前記基板保持部に対向するガス供給プレートを囲むように配置される上端部電極であって、前記上端部電極と前記ガス供給プレートとが上部誘電体リングにより互いに電気的に絶縁され、前記上端部電極と前記下端部電極とは前記基板の前記べベル端部上の薄膜を除去するためのエッチングプラズマを前記べベル端部近傍で生成させ、前記処理プラズマを閉じ込める前記上端部電極と前記下端部電極との間の距離が約1.5cm未満であるように構成される上端部電極と、前記ガス供給プレートに埋め込まれた中央ガス供給部であって、前記中央ガス供給部を介して前記プラズマ処理チャンバにエッチングプロセスガス又は調整ガスのいずれかを供給するように構成される中央ガス供給部と、中央ガスマニフォールドに連結される中央ガス選択制御部であって、前記中央ガスマニフォールドは複数のエッチングプロセスガス及び調整ガスに接続されるように構成され、前記中央ガス供給部に連結されて、前記プラズマ処理チャンバに供給するべきガスとしてエッチングプロセスガス又は調整ガスを選択するように構成される中央ガス選択制御部と、前記エッチングプロセスガス又は前記調整ガスのいずれかを前記基板のべベル端部に向けて供給するように構成される端部ガス供給部であって、前記基板より上方に配置される端部ガス供給部と、端部ガスマニフォールドに連結される端部ガス選択制御部であって、前記端部ガスマニフォールドは前記複数のエッチングプロセスガス及び調整ガスに接続されるように構成され、前記端部ガス供給部に連結されて、前記端部ガス供給部を介して前記プラズマ処理チャンバに供給するべきガスとしてエッチングプロセスガス又は調整ガスを選択するように構成される端部ガス選択制御部と、を備える、プラズマエッチング処理チャンバ。
請求項2
請求項1に記載のプラズマエッチング処理チャンバであって、さらに、前記上端部電極を囲み、前記上端部電極に連結される上部絶縁リングであって、前記基板に面する前記上部絶縁リングの表面が、前記基板に面する前記上端部電極の表面と面一になるように配置される上部絶縁リングと、前記下端部電極を囲み、前記下端部電極に連結される下部絶縁リングであって、前記上部絶縁リングに面する前記下部絶縁リングの表面が、前記上端部電極に面する前記下端部電極の表面と面一になるように配置される下部絶縁リングと、を備える、プラズマエッチング処理チャンバ。
請求項3
請求項2に記載のプラズマエッチング処理チャンバであって、前記上部絶縁リングと前記下部絶縁リングとが、前記上端部電極と前記下端部電極とにより生成された前記クリーニングプラズマを閉じ込める、プラズマエッチング処理チャンバ。
請求項4
請求項1に記載のプラズマエッチング処理チャンバであって、前記エッチングプロセスガスが前記端部ガス供給部から供給され、前記調整ガスが前記中央ガス供給部から供給される、プラズマエッチング処理チャンバ。
請求項5
請求項1に記載のプラズマエッチング処理チャンバであって、二つ以上の中央ガス供給部と二つ以上の端部ガス供給部と、を備える、プラズマエッチング処理チャンバ。
請求項6
請求項1に記載のプラズマエッチング処理チャンバであって、前記中央ガスマニフォールドと前記端部ガスマニフォールドの両方が、複数の処理ガスに接続される、プラズマエッチング処理チャンバ。
請求項7
請求項2に記載のプラズマエッチング処理チャンバであって、前記端部ガス供給部が、前記上部誘電体リングと前記上端部電極との間に位置する、プラズマエッチング処理チャンバ。
請求項8
請求項1に記載のプラズマエッチング処理チャンバであって、エッチング対象である前記べベル端部上の薄膜が、誘電体膜、金属膜、フォトレジスト膜、半導体膜及びこれらの膜の組み合わせからなる群から選択される、プラズマエッチング処理チャンバ。
請求項9
請求項1に記載のプラズマエッチング処理チャンバであって、前記薄膜が誘電体膜であり、前記エッチングプロセスガスが酸素含有ガスとフッ素含有ガスとを含む、プラズマエッチング処理チャンバ。
請求項10
請求項1に記載のプラズマエッチング処理チャンバであって、前記調整ガスが窒素ガス又は不活性ガスを含む、プラズマエッチング処理チャンバ。
請求項11
請求項1に記載のプラズマエッチング処理チャンバであって、前記上端部電極をRF電源に接続することにより電力供給を受ける一方で、前記下端部電極を接地する、又は、前記下端部電極をRF電源に接続することにより電力供給を受ける一方で、前記上端部電極を接地することにより、前記処理プラズマを生成させる、プラズマエッチング処理チャンバ。
請求項12
請求項1に記載のプラズマエッチング処理チャンバであって、前記ガス供給プレートと前記ガス供給プレートに面する前記基板表面との間の距離が約0.6mm未満である、プラズマエッチング処理チャンバ。
請求項13
請求項2に記載のプラズマエッチング処理チャンバであって、前記上端部電極と前記下端部電極との間の距離に対する前記下部絶縁リングの幅の比が約4:1未満である、プラズマエッチング処理チャンバ。
請求項14
請求項1に記載のプラズマエッチング処理チャンバであって、前記基板の端面から約1mmを超える部分では、前記べベル端部近傍で生成された前記エッチングプラズマによるエッチング速度がゼロになる、プラズマエッチング処理チャンバ。
請求項15
請求項7に記載のプラズマエッチング処理チャンバであって、前記上部誘電体リングの外径周囲に等間隔で配置される複数の端部ガス供給部を備える、プラズマエッチング処理チャンバ。
請求項16
プラズマエッチングチャンバにおいて基板のべベル端部上の薄膜をエッチングする方法であって、前記プラズマエッチングチャンバ内で基板保持部に前記基板を載置する工程と、中央ガス供給部又は端部ガス供給部を介してエッチングプロセスガスを流す工程であって、前記中央ガス供給部と前記端部ガス供給部とはいずれも前記基板保持部より上方に配置される、工程と、前記中央ガス供給部又は前記端部ガス供給部を介して調整ガスを流す工程であって、前記調整ガスを用いて前記べベル端部におけるエッチングプラズマ特性を変化させる、工程と、下端部電極又は上端部電極にRF電源により電力を供給する一方で、前記RF電源により電力を供給されなかった方の前記端部電極を接地することにより、前記べベル端部上の前記薄膜をエッチングするためのエッチングプラズマを前記基板の前記べベル端部近傍で生成させる工程であって、前記下端部電極は前記基板保持部を囲むように配置され、前記上端部電極は前記ガス供給プレートを囲むように配置され、前記処理プラズマを閉じ込める前記上端部電極と前記下端部電極との間の距離は約1.5cm未満である、工程と、前記生成されたエッチングプラズマにより前記薄膜をエッチングする工程と、を備える、方法。
請求項17
請求項16に記載のプラズマ方法であって、エッチング対象である前記べベル端部上の薄膜が、誘電体膜、金属膜、フォトレジスト膜、半導体膜及びこれらの膜の組み合わせからなる群から選択される、方法。
請求項18
請求項16記載のエッチングであって、前記薄膜が誘電体膜であり、前記エッチングプロセスガスが酸素含有ガスとフッ素含有ガスとを含む、方法。
請求項19
請求項16に記載の方法であって、前記調整ガスが窒素ガス又は不活性ガスを含む、方法。
請求項20
請求項16に記載の方法であって、前記ガス供給プレートと前記ガス供給プレートに面する前記基板表面との間の距離を約0.6mm未満に設定して、前記ガス供給プレートと前記基板との間にプラズマが形成されないようにする、方法。
請求項21
請求項16に記載の方法であって、前記基板の端面から約2mmを超える部分では、前記べベル端部近傍で生成された前記エッチングプラズマによるエッチング速度がゼロになる、方法。
請求項22
請求項16に記載の方法であって、前記エッチングプロセスガスが前記端部ガス供給部から供給され、前記調整ガスが前記中央ガス供給部から供給される、方法。
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